◆ 書籍概要 ◆
◇実社会に密着した事象で、化学が分かりやすく学べる型破りな教科書。
◇この本で、社会が抱える課題も把握できる。
◇暗記する必要がなく、拒絶反応も起こさず、無理なく化学が身につく。
原書:『Chemistry in Context: Applying Chemistry to Society, Tenth Edition』
(McGraw-Hill College; Lab Manual edition,2021)
原書編:A Project of the American Chemical Society
実感する化学 原書第10版 上巻 ~地球感動編~
実感する化学 原書第10版 下巻 ~生活感動編~
発刊日:2025年2月
頁 数: (上巻)496頁、(下巻)416頁
造 本:冊子版 B5/PDF版【CD or ダウンロード】
発行所:(株)エヌ・ティー・エス
ISBN :なし
■翻訳
大西洋、和田昭英
■主な目次
第1章 携帯情報機器:あなたの手の中にある周期表
第2章 私たちが吸う空気
第3章 太陽からの放射
第4章 気候変動
第5章 水:最も貴重な資源
第6章 燃焼とエネルギー
第7章 さまざまなエネルギー源
第8章 エネルギーの貯蔵
第9章 プラスチックとポリマー
第10章 料理の化学
第11章 栄養学
第12章 健康と薬
第13章 遺伝子と生命
第14章 誰がトンプソン博士を殺したのか?法医学的ミステリー
付録1 測定の単位:SI接頭語、換算係数と各種定数
付録2 科学的表記(指数表示)について
付録3 対数計算の早わかり
付録4 練習問題の解答
付録5 章末問題の解答
用語解説
索引
◆ 詳細目次 ◆
第1章 携帯情報機器:あなたの手の中にある周期表
1.1 スクリーンの仕組み
1.2 物質にとって大事なことは何か:周期表の概要
1.3 さまざまな複雑さ:元素から化合物へ
1.4 見えないものを見る:原子はどれだけ小さいか
1.5 何が原子を作っているのか:原子構造
1.6 元素単体の構造
1.7 携帯電話はビーチから始まった:砂からシリコンを作る
1.8 シリコンだけじゃない:砂からガラスを作る
1.9 揺りかごから墓場まで:携帯電話のライフサイクル
1.10 おとなりさん,金属資源を貸してくれないか?資源循環とサプライチェーンの重要性
結び
章のまとめ
章末問題
第2章 私たちが吸う空気
2.1 なぜ,私たちは呼吸をするのか
2.2 空気とは何か
2.3 人間は呼吸する生き物である
2.4 空気には他に何が含まれているのか
2.5 私たちの住処:対流圏
2.6 空気中の粒子を可視化する
2.7 化合物の名前
2.8 危険な少数者:大気汚染物質
2.9 大気汚染物質のリスク評価
2.10 外出しても大丈夫なのか?大気質のモニタリングと報告
2.11 汚染物質の起源:誰が悪いのか?
2.12 もっと酸素を:燃焼が大気に及ぼす影響
2.13 大気汚染物質:直接排出源
2.14 オゾン:二次汚染物質
2.15 室内は汚染された空気から本当に安全なのか
2.16 持続可能な道はあるのだろうか
結び
章のまとめ
章末問題
第3章 太陽からの放射
3.1 太陽を調べる:太陽光のスペクトル
3.2 さまざまな放射線の持つ性質
3.3 光の色は何で決まるのか
3.4 紫外線の種類:UVA,UVB,UVC
3.5 紫外線が生物に及ぼす影響
3.6 自然環境を守る大気
3.7 分子を数える:オゾンの濃度の測定方法
3.8 紫外線でオゾンが分解される仕組み
3.9 オゾン層は大丈夫なのか
3.10 化学は有益か有害か:オゾン層の破壊における人間の役割
3.11 私たちは何をすべきなのか:オゾンホールは修復できるのか?
3.12 日焼け止めの仕組み
結び
章のまとめ
章末問題
第4章 気候変動
4.1 炭素はそこら中にある
4.2 炭素原子はどこへ行ったのか
4.3 炭素の定量の第一段階:質量
4.4 炭素の定量の第二段階:分子とモル単位
4.5 炭素原子の行き着く先が重要なのはなぜか
4.6 温室効果ガスによる温暖化:良いこと,悪いこと,それともその両方?
4.7 温室効果ガスを見分ける方法
4.8 温室効果ガスの働き
4.9 過去から何を学ぶか
4.10 未来は予測できるか
4.11 私たちの未来について
4.12 将来の地球規模の破滅に対する対策:誰が,そしてどうやって?
結び
章のまとめ
章末問題
第5章 水:最も貴重な資源
5.1 水の特異な性質
5.2 水素結合の重要な役割
5.3 水はどこにあるのか
5.4 水には何が混ざっているのか
5.5 水質の定量化
5.6 溶質について
5.7 腐食性と侵食性:酸と塩基の性質と影響
5.8 胸焼け?酸-塩基の中和で楽になる!
5.9 酸性・塩基性の定量化:pHスケール
5.10 酸性雨の化学
5.11 酸が及ぼす影響
5.12 飲料水の処理
5.13 水に関する地球規模の課題に対する解決法
結び
章のまとめ
章末問題
第6章 燃焼とエネルギー
6.1 化石燃料:先史時代のガソリンスタンド
6.2 燃やす!燃焼のプロセス
6.3 エネルギーとは何か
6.4 “熱い”とはどのくらい熱いのか?エネルギーの変化を測る
6.5 高活性燃料:燃焼中にエネルギーはどのように放出されるのか?
6.6 化石燃料と電力
6.7 エネルギー変換の効率
6.8 石炭:古代の植物からの電力
6.9 蒸気機関からスポーツカーへ:石炭から石油へのシフト
6.10 岩石からの石油の搾り取り:いつまで続けられるのか?
6.11 天然ガス:“クリーン”な化石燃料?
6.12 原油の精製
6.13 ガソリンとは何か
6.14 古い燃料の新しい利用法
6.15 醸造所から燃料タンクへ:エタノール
6.16 天ぷら鍋から燃料タンクへ:バイオ燃料
6.17 バイオ燃料は本当に持続可能なのだろうか
結び
章のまとめ
章末問題
第7章 さまざまなエネルギー源
7.1 原子力エネルギーから原爆まで:核分裂
7.2 核分裂反応を利用する:原子力発電所の発電方法
7.3 放射能とは何か
7.4 核放射線と人体
7.5 放射性物質が放射能を有する期間
7.6 原子力発電所の危険性
7.7 原子力の将来性
7.8 太陽光発電
7.9 太陽エネルギー:電子のピンボール
7.10 太陽エネルギーを超えて:その他の再生可能(持続可能)エネルギー源による電力
結び
章のまとめ
章末問題
付録1 測定の単位:SI接頭語、換算係数と各種定数
付録2 科学的表記(指数表示)について
付録3 対数計算の早わかり
付録4 練習問題の解答
付録5 章末問題の解答
用語解説
索引
第8章 エネルギーの貯蔵
8.1 電池の仕組み
8.2 電気抵抗の単位:オーム
8.3 どこにでもある電池
8.4 何回でも使える充電式電池
8.5 鉛蓄電池:世界で最も広く使われている(そして最も重い!)二次電池
8.6 電気自動車
8.7 充電競争:スーパーキャパシタVS.電池
8.8 排出ガス削減と燃費向上の両立:ガソリン・電気ハイブリッド車
8.9 燃料電池:その基礎知識
8.10 燃料電池自動車には水素が使われる
8.11 電池が使えなくなった:さてどうする?
結び
章のまとめ
章末問題
第9章 プラスチックとポリマー
9.1 至る所にあるポリマー
9.2 ポリマーという長い鎖
9.3 モノマーをつなぐ
9.4 ポリエチレンはどこにある?
9.5 ビッグシックス:似ているところと似ていないところ
9.6 架橋モノマー
9.7 ポリアミド:タンパク質からストッキングまで
9.8 固形廃棄物の処理:四つのR
9.9 プラスチックのリサイクルの全体像
9.10 植物から作るプラスチック
9.11 新しい常識
結び
章のまとめ
章末問題
第10章 料理の化学
10.1 その一口には何が含まれているのか?:味覚の科学
10.2 匂いは味覚にどう影響するか
10.3 キッチンという実験室
10.4 レシピの科学
10.5 キッチンでの器具:炎,鍋,水
10.6 真空調理:宇宙飛行士のためだけではない!
10.7 電子レンジ調理: 早くて簡単
10.8 化学を使った料理:非加熱調理
10.9 調理の終了を見分ける方法は?
10.10 キッチンでの物質の三態の利用
10.11 パン屋と醸造家の味方:発酵
10.12 密造酒からおしゃれなリキュールまで:蒸留
10.13 コーヒーとお茶:抽出
結び
章のまとめ
章末問題
第11章 栄養学
11.1 あなたの中身は食事で決まる
11.2 脂質:バターポップコーンからチーズケーキまで
11.3 脂肪と油:悪いことばかりじゃない!
11.4 炭水化物:甘さとデンプン質
11.5 甘い!:砂糖と砂糖代替品について
11.6 タンパク質:化学物質の優等生
11.7 ビタミンとミネラル:その他の必須化学物質
11.8 生きるための食事
11.9 食の安全:何が含まれているのか
11.10 食料生産の真のコスト
11.11 畑から食卓までⅠ:食品のフットプリント
11.12 畑から食卓までⅡ:食品の窒素フットプリント
11.13 食料の安全保障:飢餓地域への食料供給
結び
章のまとめ
章末問題
第12章 健康と薬
12.1 平衡に抗う生命
12.2 身体のバランスを保つ
12.3 炭素:生命の重要な構成要素
12.4 官能基
12.5 これらの分子に手を貸してください!
12.6 タンパク質の機能による生命
12.7 非共有結合相互作用がもたらす生命
12.8 ステロイド:生命維持に不可欠な調整剤
12.9 現代の創薬
12.10 新薬,新手法
結び
章のまとめ
章末問題
第13章 遺伝子と生命
13.1 インスリン合成への道
13.2 DNA:生命を記号化する化学物質
13.3 DNAの二重らせん構造
13.4 化学記号の解読
13.5 タンパク質:その構造から機能まで
13.6 遺伝子工学の手法
13.7 遺伝子工学によるより良い化学
13.8 遺伝子組み換え作物の大論争
結び
章のまとめ
章末問題
第14章 誰がトンプソン博士を殺したのか?法医学的ミステリー
14.1 8月1日(金)午後7時8分:中断された夕方のくつろぎ
14.2 溶媒蒸留器:溶媒を精製する効果的だが危険な方法
14.3 8月1日(金)午後10時13分:余波
14.4 8月2日(土)午前8時5分:事故か放火か?
14.5 火災のモデリング
14.6 犯罪捜査研究所の舞台裏
14.7 8月13日(水)午後1時3分:研究室へのアクセス再開
14.8 8月13日(水)午後10時57分:どうする?
14.9 8月14日(木)午前5時42分:ぞっとする発見
14.10 犯罪捜査研究所の舞台裏
14.11 8月22日(金)午前9時3分:ジュリー・トンプソンの取り調べ
14.12 8月25日(月)午前8時31分:リトルトン博士の取り調べ
14.13 8月26日(火)午後2時5分:アトランタへ
14.14 再び犯罪捜査研究所へ
14.15 罪状:第一級殺人
結び
章のまとめ
章末問題
付録1 測定の単位:SI接頭語、換算係数と各種定数
付録2 科学的表記(指数表示)について
付録3 対数計算の早わかり
付録4 練習問題の解答
付録5 章末問題の解答
用語解説
索引