生物の科学 遺伝 2012年11月発行号 Vol.66 No6
978-4-86043-397-0
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商品説明
■特集I 味の感覚─先端科学が明かすその本質
特集にあたって
味の科学から味覚の生物学への道をたどる
阿部 啓子(東京大学)
Part 1: 食物の味はどのように感知されるのか
味受容の現象を分子で説明する――甘味受容体を例として
日下部 裕子(農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所)
受容体の新発見――酸味と塩味
石丸 喜朗(東京大学)
茶のうま味成分テアニンの味
林 由佳子(京都大学)/成川 真隆(東京大学)
Part 2: 味覚はどのように脳へ伝わり,どのように認知・応答されるのか
味細胞内シグナル伝達――苦味
永井 俊匡(高崎健康福祉大学)
味覚系の基本回路――モデル魚類から哺乳類へ
安岡 顕人(前橋工科大学)
亜鉛欠乏と味覚障害・食行動異常
岡田 晋治(東京大学)
Part 3: 味覚科学の応用
酸によって甘味を誘導するタンパク質
中島 健一朗(米国国立衛生研究所‐国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所)
新しいヒト味覚計測バイオセンサーの作出――細胞アッセイ
三坂 巧(東京大学)
味の持続性を計測する
朝倉 富子(東京大学)
■連載--------------------
トピックス
首長竜の繁殖戦略
佐藤 たまき(東京学芸大学)
トピックス
ニワトリのジナンドロモロフから見えてくるもの――-鳥類の細胞自律的な性分化機構
松田 洋一(名古屋大学大学院生命農学研究科附属鳥類バイオサイエンス研究センター)
いきものの不思議
ネコ――配偶行動と生態
粕谷 英一(九州大学)/村山 美穂(京都大学野生動物研究センター)
講座〇生物の系統と新しい分類体系
第6回:植物Ⅱ――被子植物
伊藤 元己(東京大学)
がんばれ生物クラブ
埼玉県立松山高等学校 生物部――メダカの性比に偏りが生じたのはなぜか
服部 明正(埼玉県立松山高等学校)
Review
小胞体シャペロンと精子の受精能力
徳弘 圭造(米国国立衛生研究所‐国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所)/伊川 正人(大阪大学微生物病研究所附属感染動物実験施設)
リレーエッセイ〇文学/映画に見る生命科学
先端的な生命科学とアルカイックな古層
牛場 潤一・牛場 暁夫(慶應義塾大学)
花便り
スカボロフェアー
稲冨 茂樹(旭有機材工業)