生物の科学 遺伝 2018年11月発行号 Vol.72 No.6
978-4-86043-554-7 C3045
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商品説明
■特集I ゲノム編集
生物の遺伝情報が書き込ま れているゲノ ム。
このゲノ ムを自由自在に書き換える技術がゲノ ム編集(Genome Editing) である。
本特集では,ゲノ ム編集の基本原理を紹介し, 遺伝子組換えと の相違点と 類似点を理解する。
さ ら に, 遺伝子組換えでは困難だった高度なゲノ ムの書き換え(編集) によっ て, 今後基礎研究や応用分野でどのよう なこ と が可能になるのかについて紹介する。
巻頭グラビア
速報 メダカブームの最前線
大場 秀幸(めだかの館)
巻頭グラビア
約100年継承された伝統系統メダカ
竹内 哲郎
トビラ
特集I-総論
ゲノム編集の基本原理
山本 卓(広島大学)
特集I-1
ゲノム編集による微生物の遺伝子改変 微生物モノづくりの革新
西田 敬二(神戸大学)
特集I-2
ゲノム編集による養殖魚での有用品種の作出 短期間かつ計画的な育種を可能にする
岸本 謙太/木下 政人(京都大学)
特集I-3
ゲノム編集による農作物の品種改良 イネ,トマト,ジャガイモからさらに拡大
安本 周平/藤本 大輝/村中 俊哉(大阪大学)
特集I-4
遺伝子ドライブ技術による病原体を媒介する蚊の制御 すごい技術は諸刃の剣(もろはのつるぎ)なのか?
田中 伸和(広島大学)
特集I-5
ゲノム編集を用いた遺伝性疾患の治療 遺伝子改変の効率性と特異性を飛躍的に向上
宮本 達雄/阿久津 シルビア夏子/松浦 伸也(広島大学)
■特集II メダカの行動学研究の最先端
メ ダカにはさ ま ざま な体色があり , 江戸時代から 今日に至るま で新品種が次々と作り 出さ れている。
このメ ダカの体色は, メ ダカ自身の生活にと ってどのよう な意味を持ち, どのよう に仲間を見て行動しているのかについて, メ ダカの行動生物学における最先端研究を紹介する。
特集II-総論
総論:メダカの行動学研究の最先端 ─メダカはなぜ豊かな色彩を持つのか?
竹内 秀明(岡山大学)/深町 昌司(日本女子大学)/亀井 保博/成瀬 清(基礎生物学研究所)
特集II-1
体色・色覚と配偶者選択 色違いメダカ間で起こる配偶前生殖隔離のメカニズム
深町 昌司(日本女子大学)
特集II-2
季節性と色覚 メダカの色覚は季節によってダイナミックに変化する
新村 毅(東京農工大学)/吉村 崇(名古屋大学)
特集II-3
仮想メダカ像を用いたメダカの行動解析
渡辺 英治(基礎生物学研究所)/八杉 公基/山本 裕紹(宇都宮大学)
特集II-4
メダカの個体認知能力と配偶者選択 「そばにいた相手」の顔をメスが記憶
王 牧芸(東京大学)/横井 佐織(北海道大学)/奥山 輝大(東京大学)/竹内 秀明(岡山大学)
■寄稿--------------------
寄稿
「米のとぎ汁」で食物連鎖の実験観察を提案
渡辺 採朗(神奈川県立厚木商業高等学校)
■連載--------------------
実験観察の勘どころ
ウズラ胚観察の 授業実践とその展開 ニワトリからウズラへスケールダウンの工夫と教材化
薄井 芳奈(KOBEらぼ♪Polka)
生物のナビゲーションに学ぶ
社会性昆虫(アリ,シロアリ)の 行動からロボットの社会構造の構築する [第5回]
藤澤 隆介(九州工業大学)
Hot & Cool サイエンスカフェへようこそ
福岡のサイエンスカフェ [vol.1]
松本 祐典(ピノー株式会社)
大学入試「生物」を攻略する
プレゼンター:道上 達男(東京大学)