生物の科学 遺伝 2020年9月発行号 Vol.74 No.5
978-4-86043-639-1 C3045
¥1,760 (税込)
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商品説明
■特集I イチョウの世界
日本では普遍的存在として知られているイチョウには多くの不思議が知られている。
中生代よりの生きている化石イチョウも、さまざまな点で生物の不思議を投げかけてくれる。
イチョウの不思議を,遺伝学からのサーベイを含めて今日的時点でその現況をお伝えする。
長田 敏行(東京大学名誉教授・法政大学名誉教授)
巻頭グラビア
日本全国イチョウの旅
巻頭グラビア
精子発見のイチョウ
邑田 仁(東京大学)
巻頭グラビア
戦災樹木としてのイチョウ
唐沢 孝一
トビラ
特集I-総論
イチョウ特集号によせて
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)
特集I-1
イチョウは生きている化石である
Sir Peter R. Crane(Oak Spring Garden Foundationオーク スプリング ガーデン財団)/Gongle Shi(中国科学院 南京地質学古生物学研究所)
特集I-2
イチョウの現生地中国での保護の現状
Yunpeng Zhao(浙江大学Zhejiang University)
特集I-3
オハツキイチョウ 葉上にギンナンをつける突然変異解明へ向けて
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)
特集I-4
イチョウの性転換 山梨県上八木沢のオハツキイチョウの調査と展望
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)/種子田 春彦(東京大学)/長谷部 光泰(基礎生物学研究所)/Sir Peter R. Crane(Oak Spring Garden Foundationオーク スプリング ガーデン財団)
特集I-5
イチョウは精子を作る イチョウの精子に残された緑色植物の進化の足跡
宮村 新一(筑波大学)
特集I-6
DNAから探る北辺のイチョウ
佐藤 征弥(徳島大学)/高田 克彦(秋田県立大学)/栄花 茂(日本北方圏域文化研究会)
■特集II 植物の生きる知恵
脳や神経を持たない植物が,いかにして環境からの情報を処理しているのか。
植物は動物と違って素早く移動できないために,環境変化に対応した情報処理システムを身に付けた。
その情報処理システムを全身に分散させて自律的な環境応答をおこなっている。
このしなやかな植物の生きざまについて,最先端の植物の環境応答研究成果を紹介しながら,植物研究者の執筆陣がわかりやすく解説する。
特集II-総論
植物の巧みな環境応答 植物の情報処理研究の最前線
木下 俊則/林 優紀(名古屋大学)
特集II-1
植物の通気口「気孔」 環境に応答する気孔の制御
木下 俊則/林 優紀(名古屋大学)
特集II-2
根と葉のコミュニケーションを介した植物の巧妙な窒素取り込み制御
松林 嘉克/大久保 祐里(名古屋大学)
特集II-3
植物は放射線を感じるか? クロマチン構造から探る植物の放射線応答メカニズム
松永 幸大(東京大学)/平川 健(東京理科大学)
特集II-4
傷口からの再生 植物の細胞リプログラミング
杉本 慶子(理化学研究所)/池内 桃子(新潟大学)
特集II-5
植物の情報を伝える経路 維管束シグナル伝達の秘密に迫る
福田 裕穂/下遠野 明恵/遠藤 暁詩 (東京大学 )
特集II-6
乾燥に対する生存戦略 植物は乾燥にどう応答して生き延びているのか
相馬 史幸(東京大学)/篠崎 和子(東京農業大学)
特集II-7
植物の記憶 環境応答の長期記憶メカニズム
角谷 徹仁/稲垣 宗一(東京大学)
特集II-8
植物がハイジャックされた時 寄生植物の感染機構
白須 賢/小川 哲史(理化学研究所)
■寄稿--------------------
寄稿
明治期に残された果物図版の謎に迫る 玉利喜造と運命をともにした果物図版
南 晴文(東京都農林総合研究センター)
寄稿
クスノキの出す匂い物質はSOS信号なのか 「食害幼虫を駆除する寄生バチを惹きつける」と仮定し調査続行中
長尾 圭祐(熊本県立宇土中学校宇土高等学校)
■連載--------------------
実験観察の勘どころ
豆苗を用いた重力屈性とアミロプラストの観察 植物の環境応答~「刺激を感受するしくみ」を観察する意義
薄井 芳奈(KOBEらぼ♪Polka)
高校生物・ワクワク宣言!!
自然の中へ入り込んで育まれるSense of wonderの感覚 二次林としての雑木林とのかかわりを通して
佐藤 ひな子(埼玉県立所沢西高等学校)
大学入試「生物」を攻略する
プレゼンター:道上 達男(東京大学)
生物のナビゲーションに学ぶ
軌跡マイニングの信頼性評価
竹内 一郎/戸田 博己
日本では普遍的存在として知られているイチョウには多くの不思議が知られている。
中生代よりの生きている化石イチョウも、さまざまな点で生物の不思議を投げかけてくれる。
イチョウの不思議を,遺伝学からのサーベイを含めて今日的時点でその現況をお伝えする。
長田 敏行(東京大学名誉教授・法政大学名誉教授)
巻頭グラビア
日本全国イチョウの旅
巻頭グラビア
精子発見のイチョウ
邑田 仁(東京大学)
巻頭グラビア
戦災樹木としてのイチョウ
唐沢 孝一
トビラ
特集I-総論
イチョウ特集号によせて
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)
特集I-1
イチョウは生きている化石である
Sir Peter R. Crane(Oak Spring Garden Foundationオーク スプリング ガーデン財団)/Gongle Shi(中国科学院 南京地質学古生物学研究所)
特集I-2
イチョウの現生地中国での保護の現状
Yunpeng Zhao(浙江大学Zhejiang University)
特集I-3
オハツキイチョウ 葉上にギンナンをつける突然変異解明へ向けて
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)
特集I-4
イチョウの性転換 山梨県上八木沢のオハツキイチョウの調査と展望
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)/種子田 春彦(東京大学)/長谷部 光泰(基礎生物学研究所)/Sir Peter R. Crane(Oak Spring Garden Foundationオーク スプリング ガーデン財団)
特集I-5
イチョウは精子を作る イチョウの精子に残された緑色植物の進化の足跡
宮村 新一(筑波大学)
特集I-6
DNAから探る北辺のイチョウ
佐藤 征弥(徳島大学)/高田 克彦(秋田県立大学)/栄花 茂(日本北方圏域文化研究会)
■特集II 植物の生きる知恵
脳や神経を持たない植物が,いかにして環境からの情報を処理しているのか。
植物は動物と違って素早く移動できないために,環境変化に対応した情報処理システムを身に付けた。
その情報処理システムを全身に分散させて自律的な環境応答をおこなっている。
このしなやかな植物の生きざまについて,最先端の植物の環境応答研究成果を紹介しながら,植物研究者の執筆陣がわかりやすく解説する。
特集II-総論
植物の巧みな環境応答 植物の情報処理研究の最前線
木下 俊則/林 優紀(名古屋大学)
特集II-1
植物の通気口「気孔」 環境に応答する気孔の制御
木下 俊則/林 優紀(名古屋大学)
特集II-2
根と葉のコミュニケーションを介した植物の巧妙な窒素取り込み制御
松林 嘉克/大久保 祐里(名古屋大学)
特集II-3
植物は放射線を感じるか? クロマチン構造から探る植物の放射線応答メカニズム
松永 幸大(東京大学)/平川 健(東京理科大学)
特集II-4
傷口からの再生 植物の細胞リプログラミング
杉本 慶子(理化学研究所)/池内 桃子(新潟大学)
特集II-5
植物の情報を伝える経路 維管束シグナル伝達の秘密に迫る
福田 裕穂/下遠野 明恵/遠藤 暁詩 (東京大学 )
特集II-6
乾燥に対する生存戦略 植物は乾燥にどう応答して生き延びているのか
相馬 史幸(東京大学)/篠崎 和子(東京農業大学)
特集II-7
植物の記憶 環境応答の長期記憶メカニズム
角谷 徹仁/稲垣 宗一(東京大学)
特集II-8
植物がハイジャックされた時 寄生植物の感染機構
白須 賢/小川 哲史(理化学研究所)
■寄稿--------------------
寄稿
明治期に残された果物図版の謎に迫る 玉利喜造と運命をともにした果物図版
南 晴文(東京都農林総合研究センター)
寄稿
クスノキの出す匂い物質はSOS信号なのか 「食害幼虫を駆除する寄生バチを惹きつける」と仮定し調査続行中
長尾 圭祐(熊本県立宇土中学校宇土高等学校)
■連載--------------------
実験観察の勘どころ
豆苗を用いた重力屈性とアミロプラストの観察 植物の環境応答~「刺激を感受するしくみ」を観察する意義
薄井 芳奈(KOBEらぼ♪Polka)
高校生物・ワクワク宣言!!
自然の中へ入り込んで育まれるSense of wonderの感覚 二次林としての雑木林とのかかわりを通して
佐藤 ひな子(埼玉県立所沢西高等学校)
大学入試「生物」を攻略する
プレゼンター:道上 達男(東京大学)
生物のナビゲーションに学ぶ
軌跡マイニングの信頼性評価
竹内 一郎/戸田 博己