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生物の科学 遺伝 2022年1月発行号 Vol.76 No.1

生物の科学 遺伝 2022年1月発行号 Vol.76 No.1

978-4-86043-753-4 C3045

1,760 (税込)

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エヌ・ティー・エス

商品説明

■特集I 進化の制約と方向性-微生物から多細胞生物までを貫く表現型進化原理の解明

生物は決してランダムに多様化しているのではない。
発生プログラムの変更や形態進化の変更には,不均一さや変わりにくい部分が認められる。
従来,生物進化のこのような側面へのアプローチは容易でなく,まともに扱われてこなかった。
だが,近年,この制約と揺らぎをさまざまなレベルで検出し,個体間差や環境変化による表現型変化など短期的な時間スケールで観察される表現型揺らぎと,長期的な時間スケールで起こる表現型進化の制約や方向性がどのように相関するのかを実験的に解明する試みが進められている。
本特集では,その最新の研究例を紹介する。


特集-総論
進化の制約と方向性:プロローグ
倉谷 滋(理化学研究所)/平沢 達矢(東京大学)

特集-1
表現型の揺らぎと進化の方向性
金子 邦彦(東京大学)

特集-2
生きていなくても進化する─自己複製RNAを使った進化の理解
市橋 伯一(東京大学)

特集-3
微生物進化実験を用いた進化過程の定量解析
古澤 力(理化学研究所)

特集-4
脊索動物ボディプランが進化的に変わりにくい系統慣性を示すのはなぜか
入江 直樹(東京大学)

特集-5
酸素が形をつくる仕組み 酸素による「指間細胞死」誕生のシナリオ
田中 幹子/小野 沙桃実(東京工業大学)

特集-6
ゲノムに秘められた表現型 食虫植物フクロユキノシタの捕虫葉の進化
長谷部 光泰(基礎生物学研究所)

■寄稿--------------------
特別寄稿
2021年ノーベル生理学医学賞に寄せて
富永 真琴(自然科学研究機構 生理学研究所)

■連載--------------------
「高校新教科 理数」の学び方
教科「理数」の目指すもの
石浦 章一(新潟医療福祉大学)

「高校新教科 理数」の学び方
理数探究基礎・理数探究の目指すもの
鎌田 正裕(東京学芸大学)

植物を集める!!
シーボルト 第6回
長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授)

高校生物・ワクワク宣言!!
立教新座高等学校生物部──今日もフィールドに飛び出して!
和泉 利香/墨野倉 伸彦(立教新座中学校・高等学校)

実験観察の勘どころ
読めば簡単,実際は大変? 生物実験・観察(野外調査含む)
半本 秀博(放送大学埼玉学習センター)

実験観察の勘どころ
イネ種子の観察とデンプンろ紙を用いた発芽に関する実験 発芽におけるアミラーゼや植物ホルモンの作用を一連の実験観察で捉える
薄井 芳奈(KOBEらぼ♪Polka)

シゴト×セイブツ
学校の先生が考える「生物学」とは 第7回
プレゼンター:道上 達男(東京大学)