[11/29]【実践講座】実例に学ぶプラスチックリサイクル、バイオプラスチックの環境技術の実用ポイント
開催日時:2024年11月29日(金) 10:30~16:30
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- 主催:(株)AndTech
商品説明
■タイトル:【実践講座】実例に学ぶプラスチックリサイクル、バイオプラスチックの環境技術の実用ポイント ~生産・利用の動向、技術内容と課題・対策、実例に基づく開発や製品化の実用的なポイント、製品分野別の将来展望、ビジネスチャンス~ ■日時:2024年11月29日(金) 10:30~16:30 ■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です ※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。 ■定員:30名 ■受講料:49,500円(税込、テキスト費用を含む) ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります ■主催:(株)AndTech ■講師:環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 (元 日本電気㈱ 主席研究員、筑波大学 連携大学院教授) 位地 正年 氏 ■講演主旨: プラスチックの環境対策では、包括的な取り組みが必要であり、全体を十分に俯瞰し、将来の動向を見極めた上で、各製品分野の特徴や回収システムに応じて、リサイクル、バイオマス利用、生分解性などの環境対策を実現させていくことが重要です。このため本セミナーでは、最初に、これらの環境対策の技術内容の確実な理解と最新の開発・利用状況の情報の獲得を目指します。具体的には、プラスチックの環境汚染の現状や対策状況を説明し、そして、リサイクルやバイオプラスチック(バイオマス系、生分解系)の技術開発や、規制・利用動向を詳細に解説します。さらに、実際の例を基に、マテリアル/ケミカルリサイクルや高機能なバイオプラスチックの開発と実用化、および製品展開での実用的なポイントを説明します。最後に、各製品分野(汎用製品、耐久製品)の特徴や回収システムに応じた環境対策の方向性と、新たなビジネスチャンスについて述べます。 ■プログラム: 1 廃プラスチックの発生と海洋汚染の状況、規制動向 1-1 世界や日本の廃プラスチックの発生と海洋汚染の状況 1-2 国連や各国(日本、EU、USA,中国、東南アジア)の対策と規制動向 1-3 サーキュラーエコノミーへの対応(意義、動向、モノマテリアル化など) 2 リサイクルの技術開発と利用動向、開発事例 2-1 技術分類とリサイクルの状況(日本、EUなど) 2-2 各種のリサイクルの技術内容と利用・開発動向 (1) マテリアルリサイクル ・選別分離技術(比重分離、分光的選別など) ・水平リサイクル(不純物の含有基準、劣化度の簡易評価、物性回復剤、モノマテリアル化など) ・カスケードリサイクル(塩ビでの対応、路盤材利用の動向など) (2) ケミカルリサイクル ・製鉄原料化、ガス化、油化、モノマー回収の技術内容と利用動向 ・ハロゲン含有材の脱ハロゲンの前処理技術 2-3 開発事例と実用ポイント (1) シリコーン添加ポリカーボネート(難燃系)のマテリアルリサイクル (2) ICモールド用エポキシ樹脂複合材(硬化物)のリサイクル ・水平およびカスケードリサイクル、 ・熱分解によるシリカフィラーや難燃剤の臭素化合物と酸化アンチモンの回収 3 バイオプラスチックの技術開発と利用動向、開発事例 3-1 バイオプラスチックの分類(バイオマス系、生分解系)、特徴と課題 3-2 バイオマス利用の動向(利用可能なバイオマスの生産動向と将来性) 3-3 生分解性(海洋分解性を含む)のメカニズムと制御 (1) 分子構造の要因と生分解性の関係 (2) 分解制御技術(酸化分解、酵素分解、マルチロックなど) (3) 生分解度の評価方法(土壌中、堆肥中、海水中での試験法) 3-4 世界と日本の生産・利用状況と将来予想 世界と日本での生産・利用動向、特に、生分解系と非生分解系の利用の違い 3-5 各国での認証や規制の動向(EU、日本など) 3-6 主要な種類の説明(構造、物性、製法、用途、実用上の課題など) (1) 非生分解系: バイオPE、バイオPET、バイオポリアミド、バイオPC (2) 生分解系: ・PHA(開発の歴史、構造の改良、PHBHの技術と量産化のポイント) ・PLA、PBS、デンプン変性系、セルロース変性系、PBAT、PGA、PCL 3-7 バイオマスフィラー(木粉、天然繊維など)添加コンポジットの開発・利用動向 3-8 バイオプラスチックのリサイクル性 石油系プラスチックに混入した場合のリサイクル材の物性への影響など 3-9 開発事例と実用ポイント (1) ポリ乳酸複合材の開発と電子製品への適用 ・特有な添加剤による実用特性(成形性、耐加水分解性)の改良 ・天然繊維の利用による高耐熱性の実現と携帯機器への利用 ・安全な難燃剤による難燃性と耐久性の両立、電子機器や社会インフラ機器への展開 ・炭素短繊維の樹脂中での架橋化による高伝熱性の実現 ・熱可逆結合の付与による形状記憶性とリサイクル性の同時実現 ・自己組織型の3層構造ナノ粒子の添加による靭性の改良 (2) セルロース系バイオマスプラスチックの開発と製品適用 ・長鎖・短鎖脂肪酸付加の分子構造による高植物成分率と実用性の実現 ・省エネルギー(低CO2排出)製造プロセスの開発 ・安全な難燃性と強度、耐熱性、成形性等の実用性の達成 ・海洋分解性の実証 ・漆ブラック調の高装飾性と耐傷性の実現と製品適用(化粧品ケース、釣り具など) (3) 藻類利用バイオマスプラスチックの開発 ・藻類バイオマスの生産・利用の動向 ・藻類バイオマスを利用したプラスチックの開発動向 ・CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発 (年間1トンの生産を実現した、藻類培養から樹脂製造まで一環生産プロセスの開発、LCA評価) (4) 開発・実用化・製品展開での実用的なポイントのまとめ 4 今後の展望 4-1 プラスチックの包括的な環境対策でのリサイクルとバイオプラスチックの価値と役割、課題のまとめ 4-2 製品分野別の環境対策の展望 ・汎用製品(包装容器など)と耐久製品(電子・電機、自動車、建材関係)の 回収・リサイクルシステムに応じた環境対策の方向性 ・新たなビジネスチャンスの可能性 【質疑応答】